スクリーン製版および各種資材
Printing Screen and materials sale

漆の技術をものづくりのあらゆる分野に

佐藤喜代松商店では漆の技術を応用し、長年にわたって友禅型紙用の漆を供給してまいりました。型紙用の資材供給から発展をする形で、スクリーン製版資材全般や捺染(なっせん)紙クロスパターンを幅広く取り扱っております。
スクリーン製版に必要な各種材料としては、メッシュ素材や乳剤、アルミ枠などといった資材を用途に応じて豊富にそろえ、お客さまのニーズにおこたえしています。
スクリーン製版は着物や帯、浴衣といった和服文化だけでなく洋服のプリントなどにも幅広く利用されており、日本に根づく文化を材料供給の形で応援できるよう努力をつづけてまいりました。
おかげさまで大手メーカーさまからも信頼をいただき、販売代理店としてお客さまのご期待によりおこたえできる体制を構築いたしました。
スクリーン製版の材料をお探しの方、どんな材料が適しているのかといったご不明点がおありの方など、お気軽に佐藤喜代松商店までお問い合わせください。
また、これらの資材供給は漆の技術をベースに発展したものであることから佐藤喜代松商店の強みが発揮されやすく、また染色以外の用途についても豊富な事例やノウハウを有しております。

用途や加工のご提案で高付加価値を実現

お客さまが必要とされている資材を供給することに加えて佐藤喜代松商店はお客さまの課題を解決するソリューションにもこだわりを持っています。
たとえば、メッシュ素材の応用で使用される防虫網に佐藤喜代松商店は、色による対策を付加しました。虫の特性により、防虫網の色によって虫が寄り付きにくくなることが試験データから明らかになっており、対策をする虫の種類によって色を染め分けることでより高い防虫効果を持つ防虫網を開発いたしました。
このメッシュ素材の用途は実に広く、従来からご注文のあるスクリーン製版だけでなく漁業や農業といった分野、さらには電気自動車の電磁波シールドや精密機械といった先端分野にも利用されています。もちろん同じメッシュ素材であっても用途によって目の細かさや素材などについては適性が異なるため、佐藤喜代松商店では最適な素材選びからご提案をいたします。

捺染(なっせん)紙クロスパターンの製造移管で日本の伝統産業をささえる

佐藤喜代松商店では、捺染(なっせん)用型紙(クロスパターン)の製造および販売を行っています。和紙に柿渋を塗布した型紙の代替品として広く使用されており、特に着物の染めにはかかせない重要な材料です。型友禅や紅型(びんがた)、更紗(さらさ)といった日本の伝統産業にもかかせない材料でありながら、後継者問題で製造が途絶える恐れがありました。型染めによる独自の風合いという魅力が失われてしまうことがないよう、佐藤喜代松商店が製造を引き継ぎ、安定的な供給を継続しています。
インクジェットによるプリントが全盛となっている昨今ですが、やはり型染めによる捺染(なっせん)にはそこにしかない魅力があります。その文化の火を消してしまうことなく、これからもクロスパターンの製造で日本の伝統産業をささえつづけていきたいと考えております。