佐藤喜代松商店が選ばれる理由
Reason to be selected

大正時代から漆のよさと可能性を追求しつづける
「漆のスペシャリスト」

株式会社佐藤喜代松商店は、社名にもなっている初代の佐藤喜代松が大正10年に創業、以来100年にわたってさまざまな分野で使用される漆の取り扱いを行ってきました。漆の文化は日本に古くから伝わるもので、ここ京都でもさまざまな用途に利用されています。京都にはたくさんの伝統工芸が息づいていますが、今も漆は多くの伝統工芸で必需品となっています。
佐藤喜代松商店はこの漆に関する伝統的な技術やノウハウに加え、科学的アプローチによる漆の評価・研究を行うことにより、さらに用途が広がる現代にふさわしい漆製品を開発しています。古くから伝わる技術と現代の科学が融合した温故知新にこそ、「漆のスペシャリスト」である佐藤喜代松商店の強みがあると考えます。

漆を究めた佐藤喜代松商店だからできること

漆を究め、そこからさまざまな価値を生み出すことで日本のものづくりに貢献することも、佐藤喜代松商店の大切な役割です。友禅型紙用の漆から捺染(なっせん)紙(なっせん)クロスパターン製造への発展や、スクリーン製版資材、さらにはお客さまにとって必要なあらゆる化成品・資材の供給という形で強みとなる部分を進化させてきました。
さらに漆の科学的研究によって可能になった、これまでにない「漆×○○」製品の開発や、漆の技術を必要とする方にお伝えする教室、イベントなどの開催といった形で、長い時間をかけて蓄積・進化させてきた漆の知見や技術を目に見える形にしています。
今では漆製品という枠だけにとどまらず、染色業、アパレルといった周辺産業、さらには建設や機械製造といった実に幅広い分野で必要となる資材の提案・供給が可能となっており、多くのお客さまから信頼と評価をいただいております。
漆を究めた結果、今や漆だけではない佐藤喜代松商店の提案力と解決力、そして供給力を御社の課題解決にお役立てください。

自由な発想で「漆×〇〇」を今の世に送り出す

漆が使われているものといえば、多くの方は漆器と呼ばれる食器類や箸などを想像されると思います。しかし漆にはとても多くの機能や特性があり、それらを科学的に評価、データ化することによって新たな用途や可能性を切りひらいてきました。
佐藤喜代松商店はこれまでに、さまざまな「漆×〇〇」を世に送り出しています。もっとも目立った事例は自動車への塗装で、屋外での使用に耐えうる漆の開発がこれを可能にしました。この事例はバスの塗装にも利用され、さらには世界的な高級車ブランドとして知られるBMWや世界的な高級文具ブランドの装飾にも利用された事例があります。
モダン建築に使用する材料や百貨店の企画による高級アタッシュケースの塗料、ジュエリーブランドとのコラボレーションによる真珠に漆の蒔絵(まきえ)を施した「蒔絵(まきえ)パール」など、これまで難しいとされてきた新しい分野に、佐藤喜代松商店の技術が幅広く利用されています。
これからも自由な発想で、「漆×〇〇」の可能性を追い求め、これまでになかったもの、おもしろいものを多くの方々と一緒に創りだしていきたいと考えています。

必要なものを安定供給する責任

佐藤喜代松商店は長らく、資材商として必要なものを必要なところにお届けしてきました。京都の企業として地場の伝統産業である着物や帯、浴衣などの染色に活躍する捺染(なっせん)スクリーン製版の各種材料の供給や引箔(ひきはく)、金銀糸漆、後継者問題で技術が途絶えそうになった捺染(なっせん)紙クロスパターンの製造を手がけています。
おかげさまで長年の信頼により大手メーカーの代理店を務めており、安定的な材料の供給という大切な役割を担いつづけてきました。
こうした各種材料は特定の分野で使用されるものであるがゆえに担い手が少なく、とかく後継者不足の問題に直面しがちです。しかしこうした技術が一旦途絶えてしまうと、伝統産業という長い歳月をかけて培われてきた日本の財産が失われてしまう恐れがあります。
佐藤喜代松商店は資材商としての社会的な使命を果たし、伝統産業の素晴らしさを現代そして後世に伝えていくため、これからも必要なものを必要なところに安定供給しつづけます。