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2025年06月30日更新

大阪関西万博 関連イベントとしてKai Linke氏との作品展示とトークイベントが開催されます。

ドイツ・フランクフルトのデザイナー、カイ・リンケ(KAI LINKE)と、佐藤喜代松商店が共同で制作した作品「Suiteki(水滴)」「Nut Family(くるみ割り人形)」をヤンマーのオフィスビルに展示します。リンケ氏とは2020年のコロナ禍でゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川を通じて出会いました。以来、オンライン/オフラインで対話を続け、リンケ氏の来日を経て、漆という素材が持つ特有の質感と時間性、漆職人の精密な技と忍耐力、そして漆作品の汎用性について理解を深めました。千年の歴史を持つ漆の技法と現代的なデザインが組み合わされて生まれたオブジェ。伝統と革新、そして持続可能な未来へのコミットメントの融合をご覧ください。

 

会期: 2025年7月1日(火)~ 8月31日(日) 9時 ~17時30分

     ※ヤンマー本社ビルの開館時間に準ずる

     ※8月9日(土)~13日(水)の期間は入館不可
      最終日(8/31日)は14時30分まで

 

会場: ヤンマー本社ビル YANMAR FLYING-Y BUILDING
    大阪市北区茶屋町1-32 1階 エレベーターホール

 

 

また、関連イベントとして大阪万博 ドイツパビリオンでリンケ氏と弊社社長のトークイベントが開催されます。

 

日時:2025年7月4日 15時30分~16時30分

会場:大阪関西万博ドイツパビリオン / German Pavilion at Expo 2025 Osaka

 

 

 

Suiteki
2024年
桐、漆

 

Nut family Urushi Edition
2024年
楢、漆

 

 

カイ・リンケ/プロダクトデザイナー                    
Kai Linke/designer

ドイツ・フランクフルトを拠点に、プロダクトデザイン、展示デザイン、アートディレクション、イノベーション・コンサルティング、建築といった学際的な分野で活躍している。対話と綿密なリサーチを基に、伝統と革新の組み合わせ、文化、素材、技術への情熱がリンケの特徴である。
ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川の奨学生として京都に滞在(2018)。「Kai Linke in Japan」(2019)の発行や、ロンドン・デザイン・ビエンナーレのドイツ館「スプーン・アーケオロジー」(2021)のデザインとコンセプトを担当するなど、出版物や展覧会にも参加し、数々の賞を受賞しており、一部作品はノルウェー国立博物館(オスロ)、Galila’s P.O.C.(ブリュッセル)、応用美術館(フランクフルト)のパーマネントコレクションになっている。
リンケは2015年から様々な大学でのデザイン教育にも積極的に関わっており、現在はBGBA Hanau – University of Cooperative Educationでプロダクトデザインの教授として教鞭をとっている。